「三日坊主というより一日坊主に近い」
「なにをやっても続かない」
「悪習慣化ならまかせてください」
あなたにはやりたいことや叶えたい夢がある。
しかし、特に行動はしていない。
このままではダメだとわかっている。
ある日突然やる気が出て教材などを買い込んだものの、2,3日後にはダラダラとYouTubeを見ていた。
そんな経験があるのではないでしょうか?
私にも何度もそんな経験があります。
しかしその一方で、続けられた習慣もあります。
続かなかった習慣と続いた習慣。
その違いは一体全体なんなのか?
私の経験から習慣化に失敗する原因と習慣化のコツをそれぞれ紹介したいと思います。
習慣化は、どの夢を叶えるときにだって必要なスキル。
自在に習慣化ができるようになれば、人生勝ち組です。
この機会にぜひ習慣化を身につけませんか?
習慣化に失敗する原因5選
失敗には必ず原因があります。
自分の失敗、周りの人の失敗から見た、失敗の主な原因を5つ挙げます。
本当にやりたいこと or やるべきことではない
いつか役に立つだろうという考えでは習慣は続きません。
たとえば、英語を話せるようになりたいと思っているとしましょう。
その理由が、仕事で使うから・海外留学にスコアが必要だから・好きな人が英語しか話せないから、という理由なら続きやすい。
しかし、話せたらかっこいいから・周りがやったほうがいいと言うから、という理由なら続かないでしょう
違いは、欲望と必要性と緊急性の有無、そして強弱。
これらが弱いと、大変さ・しんどさ・面倒さが上回ってしまい長続きません。
極論、「明日までに1kg痩せなければ●にます」と言われれば誰だって食事制限や運動をするはずです。
「1ヶ月で20kg痩せれば推しと付き合えます」と言われたら●にものぐるいで痩せるはず。
この行動は、本当にやりたいこと or やるべきことなのか。
一度、自分の胸に聞いてみる必要があるでしょう。
私の経験からすると、これが一番大事です。
すぐに結果を求めてしまう
習慣化ができない人は、すぐに結果を求めすぎています。
巷では「1ヶ月で月収100万円」とか「たった1週間で英語がペラペラに」とか、
「短期間でラクに、凄まじい成果を得られるよ!」という売り文句で溢れています。
これ全部ウソです。
人はとにかくラクなほうに流れてしまうんですよね。
だから、そんな人たちをカモにした商品やサービスがあふれてしまうのです。
これを読んだあなたは、今後一切そういった動画や広告を無視してください。
夢というのは、叶わないから夢なのです。
努力してもムダということではありません。
そう簡単に叶えられないからこそ、人は憧れ、叶えようともがくのです。
「夢」という壮大な単語を使ってしまいましたが、ダイエットだってお金を稼ぐことだって英語ペラペラになることだって小さな夢であり、簡単なことではありません。
結果なんてすぐに出るわけがない。
そういう前提で取り組めば、つまづいた時に踏ん張ることができるようになります。
行動のハードルが高い
習慣化しよう!と思ったときは、モチベーションに溢れています。
なので、「明日から毎日1時間勉強しよう!」というような大きいノルマを設定してしまいがち。
最初はクリアできるかもしれませんが、すこし忙しくなったり疲れてしまうとめんどくさくなってしまいます。
人間のモチベーションを信じてはいけません。
取り組む場所・時間がバラバラ
あなたは学生時代どこで勉強していたでしょうか?
自分の部屋、家のリビング、教室、図書館、塾の自習室などいろんな場所が挙げられると思います。
では、今まで勉強してきて一番集中できた場所はどこでしょうか?
人にもよると思いますが、わたしは家でほとんど勉強できないタイプです。
何が言いたいかというと、人には人の行動しやすい環境があります。
- 人の目があったほうがいい or 一人の空間がいい
- 暗いほうがいい or 明るいほうがいい
- 狭いほうがいい or 広いほうがいい
集中できない場所で行動しようとすると、それだけでムダなエネルギーを消費してしまいます。
そしてそれは、場所だけでなく時間にも言えます。
人は朝型と夜型に大きく分けられると思います。
朝型の人が夜に集中しようとしても、頭が働かず余計にエネルギーや時間を消費してしまいます。
習慣化だけでも大変な労力を使うので、他のことでムダなエネルギーを使うことは避けたいです。
あれもこれも手を出してしまう
私はこれで習慣化失敗したことが多いです。
好奇心が旺盛すぎてあれもこれもとやりたくなっちゃうんですよね。
わたしだけでなく、モチベーションが高いとき、英語の勉強・自炊・筋トレなどなど、いろんなことを始めてしまった経験があるはず。
とてもいいことなのですが、必ず2,3日経ったらめんどくさくなってきます。
1つだけでさえ習慣化するのは大変なことです。
欲張らず、焦らず、1つずつ習慣化することをおすすめします。
習慣化のコツ10選
これらのコツを全て組み込む必要はありませんが、多く組み込めば組み込むほど習慣化は成功しやすくなるでしょう。
では、いきます。
習慣化したいと思えるほどやりたいことを見つける
コツというより、これは大前提です。
やりたくないこと、楽しくないこと、必要ないことを続けられるはずがありません。
とはいえ、やりたいことなんて見つからないという人もたくさんいるでしょう。
そんな人は、死ぬまでにやりたい夢リストを書いてみることをおすすめします。
夢リストを書くことで、お金や他人の目などからいったん脳を解放し、本当にやりたいことを視覚化できます。
以下の記事では、死ぬまでにやりたい夢リストの書き方とメリットを解説しています。
ハードルを最大限下げる
先述しましたが、人間のモチベーションを信じてはいけません。
したがって、いつかやりたくない日が必ず来るという前提でノルマを決める必要があります。
- 腕立て一回する
- ブログ1文字でも書く
- 英単語1つ覚える
というような、圧倒的にやる気の出ない日でも続けられそうなことから始めましょう。
場所と時間を決める
まずはやる時間を決めましょう。
あらかじめ習慣化したい行動をスケジュールに組み込んでおかないと、別の予定や誘惑に押しやられてしまいます。
場所も決めるとなお良いでしょう。
場所と行動は密接に結びついています。
- ベッドがあると寝転がりたくなる。
- ソファに座ればテレビを点けたくなる。
- 映画館に行ったらポップコーンを食べたくなる。
これを利用して、場所と良い習慣を結びつけよう!という作戦です。
「この場所に来たらこれをやる。」というルールを作ると行動に移しやすくなります。
こうやって同じ時間・同じ場所で行動を繰り返していくうちに
「この時間になる→行動する」
「この場所にくる→行動する」
という思考回路が刷り込まれ、どんどん強力な習慣になっていきます。
習慣化したいことを1つに絞る
複数の習慣化を並行して行うのは避けましょう。
いくら1つ1つの行動ハードルを下げても、それぞれの心理的ハードルは想像以上に大きいです。
1つ続かなくなると、共倒れしてしまいます。
焦らず欲張らず、まずは1つのことを習慣化してから次の新しい習慣を取り入れましょう。
これは私自身に一番言いたい。
イレギュラーな場合のルールを決める
毎日ルーティンのような人は限りません。
急な予定が入ったり、風邪を引いてしまうことだってあるでしょう。
そういったイレギュラーの場面をあらかじめ想定して、ルールを決めておくべきです。
ルールがないと、サボりが続いてしまうからです。
- 日中仕事で夜に予定が入っているときは休憩時間を利用して本を読む
- 体調が優れない日は英語を聞き流すだけにする
こういったルールを用意しておけば、状況の変化に柔軟に対応ができます。
ポイントは、行動をゼロにしないことです。
一度サボってしまうと、再開するために大きなエネルギーを要します。
習慣化のコツは、とにかく毎日続けることです。
楽しいこととセットにする
私はコメダのモーニングが大好きです。
あのトーストが大好きでたまらないのです…!
お店の雰囲気も集中しやすくて最高。
そのコメダモーニングタイムを読書・ブログ執筆にあてています。
先述した「時間と場所を決める」というコツとも組み合わさっています。
どうしてもコメダに行けない日は、長居できそうなカフェで代替することが多いですかね。
「コメダのモーニングが好きだから絶対に行く → パソコンを開く」
好きなことと大変だけどやるべきこと・やりたいことを組み合わせることで、心理的負担を軽減してくれます。
この方法は一番おすすめ☆
小さな目標と大きな目標を設定する
大きな目標だけだと良くないのはなんとなく理解できるかなと思います。
理想と現実のギャップが大きすぎると挫折しやすくなってしまいますからね。
じゃあ小さな目標だけではどうかというと、それも良くないです。
小さな目標は、1日〜1ヶ月くらいの短期的なモチベーションを保つには有効です。
しかし、小さな目標をクリアしてしまったあと、モチベーションが続きません。
その時点でやりきった感が出てしまうんですね。
なので、小さな目標と大きな目標を最初に設定しておきべきでしょう。
小さな目標→週3日ジムに通う・1ヶ月で3kg痩せる・間食をやめる
大きな目標→好きな人を振り向かせる・美しくウェディングドレスを着る・海でナンパされる
小さな目標→毎日問題集1ページ・TOEIC50点あげる・オンライン英会話毎日1レッスン
大きな目標→TOEIC満点・海外に住む、働く・金髪美女と付き合う
周りに宣言する
一人でモチベーションを保つためには強い意志力が必要です。
簡単に他人を巻き込む方法として、宣言するという方法があります。
言ったからにはやらないとかっこわるい!という心理が芽生えるので、自分にプレッシャーをかけることができます。
尊敬できる人や、嫌われたくないと思っている人に宣言するほど効果的です。
仲間や先生を作る
先と同様に、一人で続けることは難しいことから、仲間や先生を作るという方法も効果的です。
「あいつががんばってる。負けてられねぇ!」という思いは、すさまじい効果を発揮します。
また、挫折の大きな原因の1つは「つまづいてしまうこと」です。
一人で解決できず、そのままやらなくなってしまうという場合が多いです。
なので、分からない時に教えてくれる先生のような存在がいると、それを避けることができます。
その先の自分を想像する
あなたがそれを習慣化したい理由はなんでしょう。
面倒さ、しんどさを乗り越えて手にしたいものはなんでしょう?
何を習慣化したいかは人それぞれですが、習慣化の先にあるのは必ず理想の自分だと思います。
習慣化できなければ理想を手に入れることはできません。
継続なしに成功はありえません。
あなたの理想をできるだけ詳細に紙に書き出し、毎日みえるところに貼り付け、そして音読するという方法は、習慣化にとても効果的です。
書籍「思考は現実化する」を読んで、私も実践しています。
以下の記事に詳しい方法を解説しているので読んでみてください。
習慣化に関連するおすすめ書籍
ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
なぜ習慣化ができないのか。
それは誘惑に負け、やりたいこと or やるべきことを先延ばししてしまうからです。
本書は科学的な根拠をもとに、「ヒトはなぜ先延ばししてしまうのか」、その原因をつきとめ、さらにそこから具体的な先延ばし対策を提示してくれます。
前半(全10章のうち6章まで)は冗長でほとんど読む必要はありませんが、後半は先延ばしグセを治すために効果的な方法が書かれています。
私は、本書に書かれている「先延ばしの3タイプ」は面白い視点だなと思いました。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
本書は、先延ばししないためのかなり具体的なコツやテクニックを37個紹介してくれています。
すぐに実践しやすく、いろいろ試してみることで自分にあった習慣化ノウハウを確立することができるでしょう。
わたしのお気に入りは、「試しに10秒動いてみる」というコツです。
まとめ:「習慣化」とは人生において最強で万能のスキル
どんな成功を手に入れるにせよ、かならず必要なのが「継続」です。
挑戦するなかで、うまくいかない日、モチベーションが潰されてしまう日は必ずあります。
そんなときに助けてくれるのが「習慣」です。
習慣化を味方につけ、やる気・モチベーション・意志力に頼ることなく、「行動する自分」を手に入れましょう。
この記事を読んでくれたあなたにやってほしいこと
・記事内で紹介した書籍を1冊購入し読む
・小さなことから始めてみる
・コメダのモーニングに行く←ただただオススメしたいだけ